渋野日向子ら躍進の「黄金世代」7名が振り返る2019年と来季の野望 (5ページ目)

  • 古屋雅章、柳川悠二●取材・構成 text by Furuya Masaaki,Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images


  小祝さくら(21歳)
こいわい・さくら/1998年4月15日生まれ。北海道出身。
2019年シーズン賞金ランキング8位(獲得賞金:8298万2071円)。
出場39試合。優勝1回。トップ10入り13回。

 今季の目標は、昨季の賞金ランキング(8位)を越えることだったんですけど、シーズン途中で、「ちょっと難しいかな......」と思ったんです。でも、終盤の試合で(上位に入って)追い上げられて、そこは自分の中でもびっくりでしたね。結局、昨季と同じ8位だったんですけど、ポジション的には悪くないと思っています。「もうちょっとがんばりたかったな」という気持ちもあるにはあるんですが......。

(サマンサタバサ ガールズコレクション・レディースでの)初優勝はうれしかったんですけど、あまり実感がなくて......。自分の中では、いまだに「私、まだ優勝していません」みたいな気分なんです。というのも、周りの同年代がたくさん優勝しているので、1回の優勝ではすごいと感じないというか、何度も優勝して初めて「実力のある人」という意識が、自分の中にあるからなのかな、と思っています。

 来シーズンの目標は、まだ何も考えていません。東京五輪は、世界ランキングで決まるので、海外でプレーしない限り、なかなか難しいと思っています。ですから、そこはあまり意識していません。このオフは、ハワイと宮崎で合宿をして、来シーズンに備えます。

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