2019.05.29

中嶋常幸も体幹のよさを絶賛。
山口すず夏が予選1位で全米女子に挑む

  • 古屋雅章●取材・文 text&photo by Furuya Masaaki

 海外女子メジャーの第2弾、全米女子オープン(5月30日~6月2日)がアメリカ・サウスカロライナ州のチャールストンCCで開催される。

今春、高校を卒業したばかりの山口すず夏 今年は、13人の日本人選手が出場(成田美寿々、比嘉真美子、鈴木愛、岡山絵里、天本遥香、勝みなみ、新垣比菜、上原彩子、横峯さくら、畑岡奈紗、山口すず夏、アマチュアの吉田優利、上野菜々子)。なかでも、注目は山口だ。

 山口の全米女子出場は、今回で2回目。前回は、2015年に日本地区予選会で2位に入って、日本人史上最年少の14歳での本戦出場を果たして話題となった。そして4年後の今回は、開催地アメリカで出場権を獲得した。

 山口は昨年末、今季の米女子ツアーの予選会に出場。厳しい条件を戦い抜いて36位となり、今季ツアー出場権を獲得し(出場試合は限定的)、今年2月7日には高校在学中のまま、米女子ツアーでプロデビューを果たした。その後、ツアーメンバーとして臨んだ今春の全米女子オープン予選会(4月24日/カリフォルニア州)を1位で突破(最後は3人によるプレーオフを勝ち抜いた)。2度目の本戦出場を決めた。

 2回目の全米女子オープンへ、山口のモチベーションも上がっている。

「前回は、中学3年生での出場。アマチュアで体格も小さかったので、飛距離も『もうちょっとほしいな』と感じました。あと、グリーン周りの芝生が難しく、『もっと小技を磨かないといけないな』と思いました。今回はプロとして出るので、前回できなかった予選通過はもちろん、しっかり上位で優勝争いをしたいと思っています」

 課題として挙げた”飛距離”と”小技”に関しては、プロになってから長足の進歩を遂げている。

 実際、米女子ツアーのドライビングディスタンス部分では一時期、ヤニ・ツェン(台湾)やレキシー・トンプソン(アメリカ)といった世界的なロングヒッターを抑えて、平均飛距離276.969ヤードで9位にランクイン(現在は同272.750ヤードで21位)。”小技”に関しても、現在世界トップの女子ツアーで平均パット数2位と、目に見える成果をきちんと出している。