松山英樹、全米プロ16位。最終日に失速した原因は何だったのか (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

「天気が荒れて(首位の)ケプカも落としてくるんじゃないかと思っていたけど、(自分も)なかなか思うようにフェアウェーをとらえることができず、その後のリカバリーもうまくいかなくて、残念な結果になった。(パー5の)4番で(バーディーが)取れなかったのは痛かったですけど、続く5番をダブルボギーにしてしまった(のも痛かった)。上との差を考えたとき、『ちょっときついな』という感じになって、その後、気持ちをうまく持っていけなかったというか、(自らの意識が)悪いほう、悪いほうに入ってしまった。

『3つ、4つ伸ばせば......』と思っていて、結果論ですけど、やっぱり3つ、4つ伸ばしていれば、いい勝負ができていた感じがするので、そういうことができなくて、すごく残念。それでも、(優勝争いに)近い場所で、まあ差はありましたけど、久しぶりにそういう雰囲気を味わうことができたので、これからもそうした位置でどんどんやっていけるようにしたい。

 また、だいぶいいショットも打ててきているので、今日は悪いほう(の気持ち)に入ってしまったけど、それをプラスに考えて、どんな状況でもいいショットを打てるようにしたら、DJ(ダスティン・ジョンソン)みたいに追い上げることもできると思う。早く状態を上げていって、いいものを出せるようにしたいですね」

 次なるメジャーは、名門ベブルビーチゴルフリンクスで開催される全米オープン(6月13日~16日/カリフォルニア州)。上り調子にある松山が、真の優勝争いに絡んでくることを期待したい。

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