3度目のプレジデンツカップ出場。松山英樹が誓う「打倒・米国選抜」 (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 さて、今年の世界選抜チームは松山の他、ジェイソン・デイ(29歳/オーストラリア)、アダム・スコット(37歳/オーストラリア)、ルイ・ウェストヘーゼン(34歳/南アフリカ)、シャール・シュワーツェル(32歳/南アフリカ)ら、お馴染みのトッププレーヤーたちのメンバー入りはほぼ確実だ。

 翻(ひるがえ)って、米国選抜チームのメンバーはかなり若返りそう。タイガー・ウッズ(41歳)は今季もツアーを欠場中で、フィル・ミケルソン(47歳)も選抜入りのポイントランキングが現在18位と厳しい状況にある。さらに、デービス・ラブIII(53歳)やジム・フューリック(47歳)など、かつての常連メンバーもポイントランキング外となっている。

 彼らに代わってチームの中心を担うのは、ダスティン・ジョンソン(33歳)をはじめ、ジョーダン・スピース(24歳)や、リッキー・ファウラー(28歳)ら"ヤングガン"たち。そのうえで、先の全米プロ選手権で松山を下してメジャー初制覇を遂げたジャスティン・トーマス(24歳)や、その全米プロで、最終日最終組で回ったケビン・キズナー(33歳)など、初めてプレジデンツカップに出場する面々も多くなりそうだ。

 そうした状況にあって、米国選抜キャプテンのストリッカーは、「もし初出場の選手が多くなれば、ベテラン選手とペアを組ませたい」と語る。

「2013年のプレジデンツカップで、僕は初出場のスピースとペアを組んだ。そうしたら、彼は信じられないほど緊張していたからね。それで僕は、父親のように『大丈夫だから、大丈夫だから』とずっと言い続けなければいけなかったんだ」

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