【木村和久連載】ラウンドをさらに盛り上げるゴルフの「お遊び」 (4ページ目)
◆おともだち
これは、ティーショットを打ったあと、飛んだボールの位置の近い者同士が仲間となって、ホールごとでダブルスを組んでスコアを競うゲームです。
例えばパー4のホールで、私と私の近くにいた仲間がともにパーで上がった場合、そのホールの得点は「44点」となります。相手側のふたりがともにボギーなら「55点」となって、その点差がポイントとなります。つまり、スコアの少ない私が「11点」の勝ちとなります(※)。
※ふたりの合計スコアで計算する方法もある。例えばパー4のホールで、あるペアのふたりがパーなら「8点」となり、もうひとペアのふたりがボギーなら「10」となって、少ないほうのペアが2ポイント獲得。
もし相手側のふたりがダブルボギーとボギーなら、少ないスコアのほうを10の位につけて「56点」。私は「12点」のプラスとなります。これもまた、ラウンド後に集計して、順位づけや勝ち負けなどを決めます。
だから、いつもパーを取ってくれるような上手い人と組むことができるかどうかが、勝負の行方を左右するカギとなります。が、ティーショットを打ち終わるまで、毎回誰とおともだちになるかわかりません。そこが面白いところです。
今の友は、次のホールの敵――まあ、そんなところです。
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