【木村和久連載】アマチュアゴルファー、実力のピークは何歳か? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

「50代ピーク説」を裏づける要素としては、現在の"ゴルフ黄金世代"が50代と60代、このふたつの世代でゴルフ人口の7割以上を占めている、ということもあります。それで、すべてにおいて衰え始める60代と比べたら、50代のほうが上手、ということになるわけです。

 そもそも40代より下のプレーヤーは少なく、まだまだうまくありません。今後を期待する世代と言えますね。


時間が経つのは速いですからね、何事もピーク時には目一杯楽しみたいものです時間が経つのは速いですからね、何事もピーク時には目一杯楽しみたいものです
 では次に、会員制の倶楽部ライフにおける、年齢を考察したいと思います。

 古くからある名門クラブのメンバーの平均年齢をご存知でしょうか? だいたい60歳をちょっと超えたぐらいです。

「え~、そんなに年齢が高いの?」と思われるでしょうが、そうなんです。古い名門クラブは、人生がんばったご褒美で入会するわけですから、それぐらいの年齢になります。

 ちなみに、知り合いの有名漫画家の先生が、日本一会員権が高いと評判の名門コースに入会しましたが、入会時の年齢は67歳。「う~ん、死ぬまでに100回行くかなぁ。買った金額を100で割ると、1回あたりのプレー代がすごく(高く)なるぅ~」と、ぼやいておりました。そんな、イチロー選手の3000本安打を生涯年収で割ると、1本500万円台みたいな計算はしないでほしいものですが......。

 まあ、名門クラブは名誉で入るのですから、人生のあがりにどうぞ。

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