【木村和久連載】ゴルファー憧れの舞台も「名門コースはつらいよ」 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 何がうるさいかというと、まず服装ですね。革靴、ジャケット着用は当たり前。短パンをはくときは、ショートソックス禁止が多いです。

 何で、ですかねぇ~? 日本の男子ツアーでも、キャディーは短パン&ショートソックスOKですよ。中途半端に長いソックスをはいてラウンドすると、日焼けの跡がカッコ悪いです。

 あと、サイドポケットのあるパンツでラウンドしてもいけません。これの根拠がわかりません。今はスマホ世代ですからサイドポケットがあると、そうした小物を入れたりできてすごく便利なんですけど......。

 そして笑うのは、アーミーパンツや迷彩柄のパンツは軍隊を想起させるからダメっていう話。考えすぎじゃないですかね。

 この服装に厳しいのも、英国譲りの風潮です。アメリカのリゾート地で、長いズボンをはいてプレーしてみてくださいよ。「おまえ、足をケガしているのか?」って言われますから。

(3)名門倶楽部は派閥が多く、わがままな人が多い
 某名門コースで、朝からレストランで怒鳴り合っているのを見たことがあります。「マナーがなっておらん」とか、そんな口論でしたが、レストランで怒鳴っていることが、すでにマナー違反だと思うんですけど......。

 名門コースのメンバーさんは、社会じゃあ成功した人物で、そりゃもうわがままです。そのわがままばかりがメンバーですから、コース内はもはや"日本わがまま博覧会"状態になっています。

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