【欧州サッカー】イングランド2部で9人がプレー プレミアリーグ昇格を目指す日本人選手たち (3ページ目)
7月に就任したレッドブル系のゲルハルト・ストルバー監督の下、平河はシェフィールド・ユナイテッドとの開幕戦でスタメン出場。後半75分までプレーし、上々のパフォーマンスでチームの勝利に貢献している。
注目しておきたいのは、ストルバー監督が採用する3-4-2-1のシステムのなかで、平河がWBでプレーしていることだろう。上記開幕戦と、後半から出場してゴールを決めたカラバオ・カップ1回戦(ミルトン・キーンズ・ドンズ戦)では左WBとして出場。途中出場が多かった昨シーズンも基本布陣が3バックになった終盤戦にWBを経験しているが、現状、指揮官が替わった今シーズンもその起用方法が継続されそうだ。
平河は、日本ではスピードとハードワークが持ち味のアタッカーとして知られてきたが、ここにきてポリバレント性の部分でも進化を遂げている。当然まがら、このポジションに定着できれば、日本代表招集の可能性も高まるはずだ。そういう意味でも、今シーズンの平河のプレーぶりには注目が集まりそうだ。
注目の選手&チームはまだまだある。
(つづく)
著者プロフィール
中山 淳 (なかやま・あつし)
1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)
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