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バルサに見えた復活への道筋。「攻撃こそ最大の防御」を体現する戦新戦力4人が躍動し、シャビも手応え (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by AP/AFLO

 ゴールこそなかったが、バルサのプレーを起動させた仕事は瞠目に値した。本人はサイドでのプレーを求めているとも言われるが、左右で同じクオリティのプレーができるのも長所。アトレティコ戦も終盤は左サイドでプレーしていた。

 フェラン・トーレスと代わって入ったオーバメヤンは、同じく「偽9番」候補と言える。ただ、アトレティコ戦ではアウベスの退場で10人になり、チームはポゼッションを守備に使う状況になってしまった。縦パスを引き出す動きなどを見せたが、評価は次戦に持ち込すべきだろう。

 4人とも新時代に向けたバルサの戦力になる予感は十分にある。

「これで慢心などもってのほか。このレベルの試合を我々は続けていかないといけない。大事なのは、自分たちのプレーモデルを信じられるか」

 アトレティコ戦後のシャビはそう叱咤している。まだ道半ば。ただ、バルサは"進むべき道"に戻ってきた。

 次戦は2月13日、エスパニョールとのダービーマッチとなる。

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