「ポジションを奪い返すために」
香川真司が後半開幕戦いきなりフル出場
ドルトムントのブンデス後半開幕戦、ブレーメン戦で香川真司は実に今季2度目のフル出場。2-1の勝利に貢献した。
「課題がたくさん残るゲームだったけど、前半、ああいう状況(6位)で終わって、みんながすごくプレッシャーを感じていました。大事な(後半戦の)初戦ということで、なにか開幕戦みたいな雰囲気がチームにあった中で、こういう厳しいピッチコンディションを含め、アウェーで勝てたことは一番よかったと思います」
ブレーメン戦で今季2度目のフル出場を果たした香川真司 そう語る香川の表情は比較的明るく、悪くはない試合だったと捉えていることが伝わってきた。かといって、はっきりと安堵や充実感をにじませる、というところまではいかない。
この日、香川はいつものように4-3-3の中盤から、状況によっては4-4-2の左MFへとポジションを変えながらプレーした。ひとまず及第点とは言えるが、正直なところ、どこか物足りなさを感じだのも確かだった。
香川がいつも口にする「結果」、つまり得点やアシストがないというのもひとつの要因だろう。だがそれだけでなく、そのひとつ前のプレーに関わっている印象も薄いのだ。
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