落第は誰だ。原口、長谷部、香川ほか、
ブンデス日本人8選手の通信簿 (4ページ目)
今季は開幕のドルトムント戦やアウクスブルク戦で、いずれも途中出場ながら得点し、得点能力の高さを見せつけた。だが、先発したヨーロッパリーグ(EL)第2節カバラ戦で、負傷交代。別の箇所ではあるが、やはり右膝の靭帯を傷め、10月以降はプレーしていない。
最近ではU-23の練習試合に出場するなどしているが、マルティン・シュミット監督は「まだ対人プレーが怖いようだ」と語っている。後半戦の復帰が待たれる。
内田篤人のシャルケは11位だった。スポーツディレクターから監督まで、総入れ替えして迎えたシーズン。開幕5連敗とスタートにつまづいたが、ようやくこの順位まで戻してきた。
ELでは第5節で首位突破を決めたことで、内田は第6節ザルツブルク戦で、途中出場ながら復帰を果たした。これにはマルクス・ヴァインツィール監督はもちろん、ベネディクト・ヘヴェデスらチームメイト、さらには現在ヴォルフスブルクでプレーするユリアン・ドラクスラーもSNS上などで祝福。内田がいかに愛されているか、逆に知ることができた。
とはいえプレーそのもののクオリティはまだまだ。「細く長くなんてやるつもりはないよ。死に急ぐじゃないけど、そういうつもりで......」と、フルスロットルで本格復帰を目指している。
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