新システムで強いセビージャ。清武の扱いでサンパオリの戦略がわかる (4ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 その点でいえば、10月29日(現地時間)のスポルティング・ヒホン戦は、セビージャの今後の戦いを見る上で、とても重要な試合となってくる。なぜならチームはその後、CLディナモ・ザグレブ戦、リーガのバルセロナ戦と大一番が続く、厳しい1週間を戦わなければいけないからだ。そしてその後は再び代表ウィークとなり、チームとしてしっかりと休養と練習に時間を費やせる、落ち着いた1週間を迎えることができる。

 ローテーションを行なうのか否か。

 スポルティング・ヒホン戦のメンバーは、サンパオリがどのような考えでチームを指揮しているかを見るうえで実に興味深いものがある。清武を含め、ベンチを温めることの多い選手たちがしっかりと士気を保つことができるかどうかという意味でも注目される。

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