岡崎慎司も不発。レスターを研究し尽くした
リバプールの戦略勝ち
「単純に言えば、相手のほうが力があったなと思う」
レスター・シティの岡崎慎司は、リバプールとのプレミアリーグ第4節をこのように振り返った。4−1でレスターが大敗した試合は、まさに彼の言葉どおりの展開で進んだ。
岡崎慎司はリバプールDF陣の素早い寄せに苦しんだ ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールは、開幕時から固定している4−3−3でボールを支配。相手ボール時には敵に素早く寄せ、圧力をかけながらレスター陣内へと押し込んだ。なかでも効果的だったのが、リバプールの攻撃。ピッチ幅を存分に広く使いながらサイドで起点をつくり、スピードのあるダニエル・スタリッジ、サイード・マネ、ロベルト・フィルミーノの3トップに合わせることで、チャンスの山を築いた。
リバプールの先制点も、サイドを起点にして生まれた。左サイドバックでの起用が続いているジェイムズ・ミルナーがタッチライン際から前線にダイアゴナルのパスを入れると、ボールを受けたフィルミーノが鋭い切り返しでDFをかわしてシュート。鮮やかにネットを揺らした。
(1)サイドバックが中盤まで駆け上がり→(2)サイドバックが前線へダイアゴナルのパスを入れ→(3)流動的にポジションを替えるスリートップが中で合わせる。
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