疲れている本田圭佑。ユーベ戦で不発に終わったミランの両翼
ユベントス戦に先発、後半29分までプレーした本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 早い時間に先制しながら、その後追いつかれ、後半で逆転される――今週のユベントス戦も、前節アタランタ戦と全く同じ流れをたどった。しかしそのプレーは7日前に比べると大きく変化していた。アタランタ戦の後、ミランはロッソネロの選手にふさわしいスピリットと姿勢を取り戻すべく、一週間の強制合宿に入っていたが、その成果が見えたということだろう。
サン・シーロの観客たちは試合前、まずはスタンディングオベーションを、先週の日曜日に亡くなったチェーザレ・マルディーニに捧げた。ミランのシンボルでありキャプテンであり、1963年、ミランにとって最初のチャンピオンズカップを頭上に掲げたのもまた彼であった。
試合が開始してすぐに、ミランは先週とは違うというところを見せた。相手はすでに5連覇に王手をかけたユベントスという難敵だったが、ミランはそれに全く引けを取らない互角のプレーを見せた。
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