香川真司、「大事な試合」で同点弾。意識していたシリア戦からの流れ
ブレーメン戦後半32分、同点ゴールを決めた香川真司 ブンデスリーガ第28節、ドルトムント対ブレーメン戦。香川真司が今季6点目を挙げた。
「あそこで決めるか決めないかというのは、すごく今後を左右すると思いました」
それぐらい、本人にとっては重要なシーンだった。マルセル・シュメルツァーの左クロスをダイレクトの左足で振り抜いた。
「すごく集中して蹴り込めてよかった」
得点に喜ぶというより、気合いが充実し、エネルギーがみなぎった様子は、香川にしては珍しかった。香川はこの一戦を、特別な意味があるものと捉えていた。
「代表で(得点という)結果を出して終わることができたので、すごく大事な試合だった。この流れを継続して、という意識は常にあったので、(この試合で)結果につながってよかったと思います」
シリア戦の2ゴールは、今季に入って2度目となる1試合複数ゴールだった。1度目はヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフでのこと。ブンデスリーガやドイツ杯、EL本戦といったそれなりの相手との対戦になると、なかなかゴールを決め切れずにいた。相手がシリアだとはいえ、せっかく決めた2ゴールの手応え、感触をリーグに活かさなければいけない。そう考えていたというわけだ。
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