【Jリーグ】ゴール連発で話題の16歳・三井寺眞はどこがすごい? 識者が読み解く「規格外の才能」 (2ページ目)
清水エスパルス戦(第2節)の35分のシュート、あるいは浦和レッズ戦(第4節)の10分に見せたシュートなども、その得点能力の一端と言っていい。どちらの場面でも、右からのクロスに対して自分がシュートを狙えるスペースを見つけ、タイミングよく入り込んでシュートを放っている。ゴールとはならなかったが、これも三井寺の才能を示すシーンだ。
もうひとつ見逃せないのが、ドリブルとパスの使い分けだ。三井寺は、現段階ではスピードやテクニックで相手をはがす典型的ドリブラーというより、スペースを見つければスピードに乗ってボールを前に運び、スペースがなければ無理に仕掛けず、パスで味方を使えるタイプ。このプレー選択の判断力に磨きをかければ、より多くのチャンスを作り出し、自らシュートを狙うシーンも自然と増えるはずだ。
第3節のヴィッセル神戸戦では見事なボレーシュートを決めた三井寺眞 photo by Toshio Yamazoeこの記事に関連する写真を見る もっとも、まだダイヤの原石だけに、これからが大事になる。
開幕戦からの活躍により、すでに対戦相手のマークは厳しくなっていて、激しいタックルを浴びるシーンが増加。そんな厳しい状況のなかで、まずは相手のマークを外す動きやタックルのかわし方を覚え、自分の武器を発揮するコツを身につけることが最初のハードルになるだろう。
守備についても、同じようなことが言える。これまでは、三井寺が相手を止める際にファウルをおかすシーンが目立つが、これは誰もが通る道。まだJ1のスピードや強度に慣れるまでには時間を要するはずで、試合を重ねながら経験を積むしかない。むしろ、ファウルをおかしても相手を止めようとする、そのメンタリティーに注目しておきたい。
そういう意味では、まずは対戦相手のプレー強度が低下し、ピッチ上にスペースが生まれやすい時間帯から途中出場を重ね、攻撃における自分の武器を磨くほうが先決かもしれない。
こぢんまりと型にはまった選手になるよりも、目指してほしいのは規格外の選手。見る側も、長い目でその成長を見守りたい。
(つづく)◆規格外の16歳・三井寺眞が乗り越えるべき壁とは?>>
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