【Jリーグ】「J1優勝」を初めて目標に掲げたFC町田ゼルビア・黒田剛監督「もう狙うしかない」 (5ページ目)
【自分たちを見失うことなく、強くあり続けられるか】
――今季、優勝を目指す上でライバルになってくるクラブはどこだと考えていますか?
「具体的にチーム名を挙げるのは難しいですが、どのチームもかなりの補強で強化されていると思います。チームによっては、いったい何人の選手を補強したんだろうというところもあります。だからすべてが拮抗する試合になってくると、そう覚悟しています。
ただ、拮抗しながらも百年構想リーグとACLEを含めて、90分間の負けを喫したのは鹿島アントラーズ戦とFC東京戦の2試合のみ。サウジアラビアで戦ったACLEファイナルズからの9連戦で負けなかった。あれは選手たちにとって必ずやいい経験になっていると思います」
――連戦をどう乗りきるかは、タイトル争いにおいて大きなポイントになりそうですね。
「そのために誰が出ても同じ強さを維持できるように、選手層も含めて準備しているところです。我々もまだ一度経験しただけなので、わからない部分もあります。でもACLに出場するというのは、厳しい日程を覚悟しなければいけない。
今季ACLEに出場する鹿島アントラーズやヴィッセル神戸、柏レイソル、京都サンガF.C.もリーグと並行して戦うことで、間違いなく苦しむ時期が来るはずです。逆に、そこが我々にとってのチャンスになってくる。そこで崩れることなく、自分たちを見失うことなく、強くあり続けられるか。そういう勝負になってくると思っています」
――では最後に、開幕を迎えるにあたってサポーターにどんな期待をしてほしいですか?
「町田に就任してから3年半、今まで見たこともなかった景色を見てきて、そこに人生や夢を重ね、期待感を持って熱く応援してくれるファン・サポーターの方が非常に増えてくれました。町田に来たからには、もっと彼らの生活や人生のなかに溶け込み、この街にFC町田ゼルビアが"なくてはならない存在"になっていければと思っています。
そして常に高いレベルでサッカーを披露できる我々の土壌、文化を築いていきたいと思うし、その期待に応えていきたいと思っています。
全力で優勝を目指して、ファン・サポーターのために戦い続けたいと思います」
>>後編「黒田監督が見たサッカー日本代表とワールドカップ」につづく
著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。
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