「どこを見ていればいいですか?」藤﨑ゆみあ、全国高校サッカー選手権大会応援マネージャーの初仕事は「不安でいっぱいでした」 (2ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko

【高校サッカーの魅力を実感】

――東京都の決勝が行なわれた味の素フィールド西が丘は、専用スタジアムなのでグラウンドと観客席が近くて、選手たちの迫力とか緊張感をすごく間近に感じられたんじゃないですか?

 前半45分があっという間に過ぎてしまって、笛がなった時は「え、もう終わり!?」とびっくりしました。それだけ選手のみなさんが一生懸命走っている姿とか、応援席の熱量がすごくて、点が入った時は気持ちが入りすぎて思わず立ち上がっちゃいました。ああやって、みんなで喜びを共有して盛り上がれるってすごく楽しいし、高校サッカーの魅力だなと思います。

――応援もすごいですよね。応援団の人たちを見て感じるものはありました?

 改めて応援ってすごいなと思いました。私も以前、姉の部活の応援に行ったことがあるんですけど応援席側だったので、今回応援団をちゃんと見たのが初めてでした。反対側で見ていた私のところにまで応援が届いていて感激しましたね。

 勝敗がついたあとに勝ったチームが、負けた応援団のところへ挨拶に行ったら「最後まで頑張れよ!」「絶対勝てよ!」といったエールを負けたほうの応援団の人たちが送っていて、それがすごく素敵で、一緒に決勝戦を戦ったチーム同士の一体感を感じました。

――藤﨑さんは部活動の経験がないそうですが、部活動への憧れはありますか?

 とてもありますね! これまで部活動の楽しさをあまり考えたことはなかったんですけど、今回のみなさんの姿を見ていると、チームのみんなで頑張るんだという思いを共有しながらやってきたのがよくわかって、「ああいう高校生活いいなあ」って羨ましく思います。

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