松井大輔、なぜフットサル選手に? 「最後は観客がいる中で引退させてくれ」 (5ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by (C)2021 Y.S.C.C/Yutaro YAMAGUCHI

 ベトナム行きの話をもらって、それならベトナムで引退するのかと思っていたら、今度はコロナがあって、フットサルのオファーをいただいた。自分でも理由はよくわからないけど、巡り合わせというか、本当に恵まれていると思うし、感謝の気持ちしかありません」

 ベトナムでのキャリアは、コロナ禍の影響で思い描いていたとおりには進まなかった。だが、それにめげることなく、再び気持ちを切り替えてフットサルという新しい挑戦に突き進む松井大輔。インタビュー後編では、未知なる世界に飛び込む心境と、初めて体験したフットサルについて熱く語ってもらった。

(後編につづく)

【profile】
松井大輔(まつい・だいすけ)
1981年5月11日生まれ、京都府京都市出身。2000年、鹿児島実業高から京都パープルサンガに入団。2004年からル・マン→サンテティエンヌ→グルノーブル(以上フランス)→トム・トムスク(ロシア)→ディジョン(フランス)→スラヴィア・ソフィア(ブルガリア)→レヒア・グダニスク(ポーランド)と海外クラブを渡り歩いたのち、2014年にジュビロ磐田に加入。2017年にオードラ・オポーレ(ポーランド)に移籍後、2018年から2020年まで横浜FCに在籍し、2021年からサイゴンFC(ベトナム)の一員となる。2021年9月、FリーグYSCC横浜フットサルとプロ契約を結んだ。日本代表31試合1得点。175cm、66kg。

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