横浜FCが見事な連係プレー。好調維持で最下位からの巻き返しなるか

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
高木友也は、松尾佑介へパスを出したあとどうしたか?

 横浜FCが第23節の名古屋グランパス戦に2-0と勝利し、今季初の連勝となった。直近3試合で2勝1分と、ここまでの勝点14の半分を獲得。順位こそ上がっていないものの、残留を争うライバルとの勝ち点差を確実に縮めている。

 東京五輪が閉幕し、約1カ月ぶりの再開となったJリーグ。横浜FCは中断期間にGKスベンド・ブローダーセン(ドイツ)やセンターバック(CB)のガブリエウ(ブラジル)など外国人選手を補強し、チームとしてもいい準備をしてきたことが見てとれた。

 一方で、名古屋は6月のACLで5勝1分とグループ1位突破を決めるも、Jリーグに焦点を当てると直近4試合で1分3敗と勝てず、順位も6位に後退。試合自体も動きが鈍かった。

 そんな両者の状態は、開始9分という早々の先制点からも表れていた。今回はその先制シーンからQuestion

サイドで縦パスを出した高木は、このあとどうしたか?サイドで縦パスを出した高木は、このあとどうしたか?この記事に関連する写真を見る 左サイドで高橋秀人から高木友也にパスが出ると、名古屋のサイドバック(SB)宮原和也が釣り出される。その宮原の空けたスペースにシャドーの松尾佑介が走り込むと、高木はワンタッチで縦パス。

 このあと、高木はどうしただろうか?

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