2018.10.11

首位から7位まで6ポイント差。J2のJ1昇格争いがカオスだ

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi photo by Getty Images

 残り5~7試合を残した段階で、約半数のチームが残留争いを繰り広げるなど大混戦模様となっている今シーズンのJ1だが、その一方で、来シーズンのJ1昇格をかけたJ2の戦いも例年になく白熱している。

 残り試合数にばらつきはあるものの、全42節のうち36節を終えた時点で首位に立っている大分トリニータと、7位横浜FCとの勝ち点差はわずか6ポイント。試合を終えるたびに順位はめまぐるしく入れ替わり、最後まで目が離せない状況になっているのだ。

現在J2首位は大分トリニータだが、最終節まで激しい上位争いが続きそうだ ここで今シーズンのJ1昇格のレギュレーションをおさらいしておくと、まず1位と2位のチームは従来どおり自動昇格となるが、3位から6位までのチームは新たにスタートした「J1参入プレーオフ」に参加する。

 昨シーズンまでは「J1昇格プレーオフ」を行ない、その勝者がJ1昇格となっていたが、「J1参入プレーオフ」では、3位対6位、4位対5位が対戦し(1回戦)、勝者同士が2回戦を戦い、さらにその勝者はJ1の16位チームと決勝を戦うことになっている。仮にJ1の16位チームが決勝の勝者となれば、J1に昇格できるのは1位と2位のチームだけとなるため、J2勢にとってはJ1昇格がより狭き門になったわけだ。

 ちなみに、J1クラブライセンスを保持していない町田ゼルビアが現時点で3位につけているが、仮に町田が2位以上の成績を収めた場合、自動昇格は1チームのみ。3位から6位チームが出場する「J1参入プレーオフ」では、決勝でJ1の17位チームと対戦する(J1の16位は残留)。また、町田が3位から6位だった場合は、町田を除いた3チームが「J1参入プレーオフ」に出場し、決勝でJ1の16位チームと対戦することになる(J1の17位は自動降格)。

 残留争いも昇格争いも、町田の動向が大きく影響することになるが、いずれにしても、最大3枠をかけた昇格争いは予断を許さない状況であることに変わりはない。

 そんななか、ここにきて32節から5連勝を飾るなど、現時点で一躍リーグ首位に踊り出たのが大分トリニータだ。