2014.04.11

16位のガンバ大阪、再びJ2落ちしないための具体策

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by AFLO SPORT

 まるでガンバ大阪らしさがなくなってしまった。4月6日、第6節の鹿島戦では、ほとんどチャンスらしいチャンスを作れず、0-2で完敗。これで鳥栖戦(0-2)、ナビスコカップの清水戦(0-1)と公式戦3連敗を喫した。第6節を終わって1勝2分3敗。J2落ちした2012年の第6節までの成績が1勝1分4敗と現在と、似たような数字だっただけに嫌な予感がするが、チーム状況としては当時よりも悪いかもしれない。

ここからガンバ大阪がどう巻き返していくのか注目だ 2年前は敗れながらも6試合で9得点を挙げていた。だが、今シーズンは6試合でわずか3得点。公式戦3連敗は、いずれも完封負けだ。引き分けた仙台戦(第3節/3月15日)もシュート数は、わずかに1本。圧倒的な攻撃力が持ち味のチ-ムが点を取れず、喘(あえ)いでいるのだ。

 ガンバは西野朗監督時代、”3点取られても4点取って勝つ”という超攻撃的なサッカースタイルを完成させた。そのスタイルを支えたのは遠藤保仁や橋本英郎ら質の高い中盤だったが、軸になっていたのはトップの強力な外国人選手だった。

 優勝した2005年にはアラウージョ、2006年以降はマグノアウベス、ルーカス、レアンドロと続き、西野監督の最終年となった2011年もアドリアーノとイ・グノがいて3位になっている。

 2012年、セホーン&呂比須体制でスタイルが変わり、かつ外国人選手の質が落ちたことでチームは開幕から機能不全となり、敗戦を重ねた。この時の借金が大きく影響し、ガンバはJ2降格になった。

 J2で過ごした昨シーズンは、夏に宇佐美貴史がドイツから復帰。18試合19得点とゴールを量産し、それが優勝に繋がった。

 一方で宇佐美依存はJ1昇格後、大きなリスクがともなうと当時からささやかれていた。それゆえ、J1昇格後は宇佐美のパートナーとなる外国人選手を獲得するだろうと誰もが思っていた。だが、クラブには潤沢な予算がなく、かつてのように日本で活躍した計算できる外国人選手を獲得することができなかったのである。