2014.04.14

J1の台風の目・神戸に「ブラジル人トリオ」がもたらした強さ

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Getty Images

 今季、J2からJ1へ昇格したばかりのヴィッセル神戸が好調だ。

 4月12日に行なわれたJ1第7節を終えたところで、4勝1敗2分けの勝ち点14。首位に立つサンフレッチェ広島と勝ち点2差の3位につけている。

3人のブラジル人選手を中心に上位争いに加わってきた神戸 好調・神戸を牽引するのは、ブラジル人助っ人。FWマルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、MFシンプリシオの3選手である。

 ここまでの7試合を振り返ると、神戸が奪った全15ゴールのうち、実に11ゴールはこの3人によるものだ。3-0で勝利した第7節の徳島ヴォルティス戦でも、シンプリシオが先制点を、マルキーニョスが2点目を決めている。

「相手(徳島)のGK(松井謙弥)は(昨季まで在籍した)セレッソ大阪で一緒だったのでクセは分かっていたし、前に出ているのが見えていたので狙っていた」

 シンプリシオがそう振り返った先制ゴールは、GKの頭上を越える鮮やかなループシュート。彼らはブラジル人選手らしい巧みな技術とアイディアを駆使し、抜群の決定力を発揮している。

 とはいえ、彼らブラジル人トリオの仕事はゴールを量産することだけではない。彼らの存在価値を高めている要素は、むしろ他にあると言ってもいい。