【Jリーグ】躍進の可能性十分。J2王者FC東京の新体制への期待
フォーメーション進化論 vol.8
J2王者FC東京は天皇杯で優勝し、J1昇格の年にACL出場も決定
ここ数年、J2からJ1へ昇格したクラブが昇格したその年に躍進している。
2009年昇格のサンフレッチェ広島は4位、2010年のセレッソ大阪はACL出場圏内の3位に入り、2011年の柏レイソルはリーグ優勝した。
同様に、天皇杯で優勝した昨年のJ2王者のFC東京も、2012シーズンのJ1で躍進する可能性が十分にある。
2012シーズンからGM就任が有力視されている大熊清監督が率いた昨年は、しっかりとした守備がベースにあった。基本となるフォーメーションは4-2-3-1。J2開幕直後は少し苦戦したが、中盤以降は安定した強さを見せて終盤までしっかり勝ち点を積み上げて優勝した。
タレントはJ2とは思えないほどそろっていた。J1でも十分上位を狙えるだけの戦力だ。
1 / 4
著者プロフィール
福田正博 (ふくだ・まさひろ)
1966年12月27日生まれ。神奈川県出身。中央大学卒業後、1989年に三菱(現浦和レッズ)に入団。Jリーグスタート時から浦和の中心選手として活躍した「ミスター・レッズ」。1995年に50試合で32ゴールを挙げ、日本人初のJリーグ得点王。Jリーグ通算228試合、93得点。日本代表では、45試合で9ゴールを記録。2002年に現役引退後、解説者として各種メディアで活動。2008~10年は浦和のコーチも務めている。