サッカー日本代表が4戦無敗も、セルジオ越後「若手の出場時間が短いのは森保監督ではなく協会の責任」 (2ページ目)
【4バックの評価は難しい。11月のブラジル戦に期待】
4試合目のニュージーランド戦では、約2年半ぶりに4バックでスタートした。堂安律や前田大然が守備に追われず、両サイドバックの鈴木淳之介、中野就斗も高い位置を取れたのは、相手との力関係で優位に立てたからだろう。それでもカウンターから危険な場面を作られ、失点もした。評価は難しいね。
引いて守る相手を崩せなかったのも課題だ。ボールは回すけど、ドリブルや縦への仕掛けが少なく、相手の守備を動かしたり、ペナルティーエリア付近でファウルを誘ったりできない。新たな武器となる選手も出てこなかった。
11月のシンガポール遠征では、ブラジル代表、パラグアイ代表と対戦する。注目はやっぱりブラジル戦だ。
ブラジル代表は9月、10月と親善試合を行なっているけど、ワールドカップのメンバーから10人以上が入れ替わり、カゼミロやアリソンらが外れて若手が多く選ばれた。11月のメンバーがどうなるかわからないけど、日本にとってはベスト32で敗れた相手へのリベンジマッチ。勝つためにベストメンバーで臨むべきだし、森保監督もそうするだろう。
ヨーロッパ勢との試合を組むのが難しい状況にあって、強豪との対戦は貴重な機会。このブラジル戦もムダにはできない。ワールドカップのリベンジと、1年前の再現に期待したい。
著者プロフィール

セルジオ越後 (せるじお・えちご)
サッカー評論家。1945年生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。17歳の時に名門コリンチャンスのテストに合格し、18歳の時にプロ契約を結び、MF、FWとして活躍した。「エラシコ」と呼ばれるフェイントを発案し、ブラジル代表の背番号10を背負った同僚のリベリーノに教えたことでも有名。1972年に日本リーグの藤和不動産(湘南ベルマーレの前身)から誘いを受け、27歳で来日。1978年から日本サッカー協会公認の「さわやかサッカー教室」で全国を回り、開催1000回以上、のべ60万人以上を指導した。H.C.日光アイスバックスのシニアディレクター。日本アンプティサッカー協会最高顧問。公式ホームページ【http://www.sergio-echigo.com】
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