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サッカー日本代表がスウェーデンを侮れない理由 守備陣は2トップの破壊力に対抗できるか (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Yoshiyuki Komiya

【攻撃陣はワールドクラスのタレント】

 リバプールのアレクサンデル・イサク、アーセナルのヴィクトル・ギェケレシュのツートップは破壊力抜群で、個の力がストロングポイントになっている。ふたりともスピード、パワー、高さ、うまさ、シュート技術、戦術的なセンスに恵まれ、ほとんど弱点がない。残念ながら周りとのコンビネーションは熟成されておらず、それぞれの試合で手探りの状態なのだが......。

 しかし、イサクがパスの出し手に回ったとき、あるいは加速したときは、トップレベルのディフェンダーも止められない。オランダの手練れのディフェンスも、ずいぶんと手を焼いていた。ギェケレシュも何度となく相手を振り切ってシュートまで持ち込み、迫力満点だった。彼のシュートまで持ち込む技術とハンマーのような一撃は世界でも屈指だ。

 日本は3バックのふたりがマークにつき、ひとりがカバーする形になるだろう。しかし、それでイサク、ギェケレシュを封じることができるか。形勢は分が悪い。万全の状態の冨安健洋でも抑えられるかどうか......。

 スウェーデンがアンソニー・エランガ(ニューカッスル)のような走力のあるサイドアタッカーを、イサク、ギェケレシュとどう接続するかも焦点になる。エランガは爆発力のあるスプリントで相手を撹乱し、そこでセットプレーを得るだけでチャンスになる。ゴール前は長身選手が揃い、空中戦は脅威だ。

 チームとしては不安定でも、スウェーデンの個人の力量は高い。森保ジャパンは史上最強の戦力と言われるが、DFのイサク・ヒエン(アタランタ)、ヴィクトル・リンデロフ(アストン・ヴィラ)、ガブリエル・グドムンドソン(リーズ)、MFのイェスパー・カールストロム(ウディネーゼ)、ヤシン・アヤリ(ブライトン)など、所属クラブを見ても日本と拮抗している。そして日本にはいない、イサク、ギェケレシュというワールドクラスのタレントを擁するのだ。

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