遠藤保仁が試合の流れを変える進言。南アW杯デンマーク戦にしびれた (2ページ目)
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決勝トーナメント進出をかけたグループステージ最終戦は、日本とデンマークによる直接対決----。
6月24日、極寒のルステンブルクで20時30分にスタートしたゲームは、両チームにとってまさに運命の一戦だったのだ。
試合前からの痺れるようなシチュエーションに加え、キックオフと同時に手に汗握る展開となった。
まず驚かされたのは、日本のフォーメーションである。
それまでの2試合は大久保嘉人と松井大輔をサイドハーフで起用し、遠藤保仁、阿部勇樹、長谷部誠の3ボランチで戦ってきた。しかしこの試合では、スタメンの顔ぶれを維持しながら、遠藤と阿部を2ボランチに据え、長谷部を右サイドハーフ、大久保をトップ下、松井を左サイドハーフに置く4−2−3−1に変えてきたのだ。
「いい流れで来ているのだから、引き分け狙いではなく勝ちに行く」
岡田武史監督は選手たちにそう話し、攻めの姿勢を打ち出した。
だが、本当に痺れたのは、そのあとだった。
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