2019.08.17

鈴木武蔵が語ったリオ五輪組の決意
「代表の主力になってW杯へ行く」

  • 佐藤俊●取材・構成 text by Sato Shun
  • 高橋茂夫●撮影 photo by Takahashi Shigeo

北海道コンサドーレ札幌
FW鈴木武蔵インタビュー(後編)

 今年3月、北海道コンサドーレ札幌のFW鈴木武蔵が、森保一監督が指揮を執る日本代表に初めて招集された。

 これまで、2011年U-17W杯、2016年リオデジャネイロ五輪と、日の丸をつけて戦ってきた。そして、ついにA代表入り。およそ2年半ぶりに日の丸のユニホームに袖を通した鈴木は、「最初はびっくりした」と言う。

「『ワンチャンあるかな』って思っていたけど、『他にもFWはいるしなぁ……』とも思っていたんで、(代表入りは)そこまでは期待していなかった」

――初めての日本代表の”空気”はどんな感じでしたか。

「U-17代表の時から一緒にやっていたメンバーがいたんでよかった。誰も知らなかったら、威圧されて『緊張するなぁ~』って思っていたんですよ。人見知りなんで(笑)。だから、合流した時、リオ五輪組のみんなに『絶対に一緒に飯行ってよ』って言っていました」

――五輪代表との違いを感じましたか。

「注目度がぜんぜん違う。代表で移動するとき、別に話しかけられるわけじゃないけど、警備員がすごく並んでいてびっくりした。新幹線で移動した時も、駅のホームにめちゃくちゃ人があふれていて、『代表って、こんなにすごいの』って感じ。(所属)チームの移動では(行く先々で)人がごった返すことなんてないんで、『すごい、(代表は)こんなに違うんだ』って思いました」

――日本代表の選手から、刺激を受けることはありましたか。

「小林祐希選手とは、話をしました。オランダ(ヘーレンフェーン)でプレーしていたので、『英語とか、(言葉の問題は)どうですか?』って聞いたんです。そうしたら、『(こちらから)どんどん話をしないとダメだよ』と言われました。小林選手はすごくコミュニケーション能力が高くて、性格が海外向き。(そんな小林と接して)『自分も人見知りしている場合じゃないな』『いろんな人と話ができるようにやっていかないといけないな』と思いました」

 3月に招集された日本代表には、中島翔哉、南野拓実、室屋成といったリオ五輪組がいて、彼らはすでに代表メンバーに定着している。2018年ロシアW杯では、リオ五輪組が主力に加わることはなかったが、次の2022年カタールW杯では、主軸を務めるべき選手たちである。