本田圭佑に追い風ピュー。日本代表27人から削られる4人は誰か? (2ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 知名度の高い選手の落選は事件に相当するが、若手選手の落選は騒ぎになりにくい。騒動を嫌うとすれば、これは順当な判断になる。

 西野監督の言動は常に控え目だ。言いたいことをズバッと言うことはない。慎重というより回りくどい言い方で、最後の最後に本音をポロリと呟く。人から突っ込まれることを恐れている様子にも見える。できれば敵を作りたくない、打たれ弱いタイプなのか。

 その結果だろうか。例の3人を含むベテランには甘い発表になった。27人のリストを見て、まず目にとまるのは30歳以上の選手の多さだ。その数9人(川島、東口、長友、槙野、長谷部、青山、本田、乾、岡崎)。実に全体の3分の1を占める。前回ブラジルW杯は5人(今野泰幸、遠藤保仁、大久保嘉人、川島、長谷部)。平均年齢でも今回は、前回を1歳上回り、27.8歳を示す。

 チームの高齢化は、その後の4年間に好ましくない影響を及ぼす。西野ジャパンはともかく、"日本"にとっては可能な限り避けたい、不都合な話なのだ。

 本田、香川、岡崎の中で、当確の匂いが最も漂うのが、本番直前に32歳の誕生日を迎える本田だ。そのポジションはどこなのか。27人の顔ぶれを見ながら想像すれば、8割方右ウイングになる。

 右サイドの話をすれば、それまでほぼ常連だった久保裕也が選外に漏れたことで、ライバルは1人減り、浅野のみになった。スピード系の浅野とキープ力のある本田。2人は編成的にも悪くない関係にある。

 左ウイングは原口、乾、宇佐美の3人で争う構図だ。おそらく、ここから1人落ちる。落選した中島翔哉(ポルティモネンセ)も、このポジションの選手なので、左は右より激戦だったことになる。

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