ナイジェリアに勝てばメダル!
過去データで占うリオ五輪サッカー (2ページ目)
2度目の対戦は、日本が28年ぶりに五輪出場を果たした1996年アトランタ五輪。第2戦で激突し、0-2で敗れた。初戦では強豪ブラジルを下して「マイアミの奇跡」を演じたが、ブラジルと同じくV候補だったナイジェリア相手に、立て続けにミラクルを起こすことはできなかった。結局、第3戦のハンガリー戦に勝って2勝1敗とするも、得失点差で決勝トーナメント進出を逃した。
一方、ブラジルとともに決勝トーナメント進出を果たしたナイジェリアは、グループリーグで敗れたブラジルを準決勝で撃破。決勝でもタレントぞろいのアルゼンチンを倒して、五輪サッカーではアフリカ勢初の金メダルを手にした。
3度目は、2008年北京五輪のグループリーグ第2戦で対戦。このときもナイジェリアは優勝候補に挙げられていて、1-2で屈した。最終的に日本は、同大会でグループリーグ3連敗という屈辱を味わったが、片やナイジェリアは再び決勝戦まで駒を進め、アルゼンチンには敗れたものの、銀メダルを獲得している。
こうしてみると、この対戦で勝利を収めたほうが、必ずメダル獲得に至っているということがわかる。実際、ナイジェリアは今回もメダル候補と言われる強豪だ。いきなり厳しい相手とぶつかることになるが、逆にもしこの初戦をモノにすることができれば、過去の"法則"からいって、日本の48年ぶりのメダル獲得もグッと近づく。
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