2014.04.09

南野、柴崎……。代表合宿招集の若武者が、日本サッカーを活性化する!

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Nakanishi Yusuke/AFLO SPORT

 今週月曜日の4月7日から3日間、千葉県内で日本代表候補キャンプが行なわれた。

 日本代表はワールドカップのメンバー発表を5月12日に予定しているが、それまでの間に国際試合などの活動予定はなく、これが最後のメンバー選考キャンプとなる。

 今回のキャンプに招集されたのは、Jリーグでプレイする選手のみ。しかも、遠藤保仁、今野泰幸らの「メンバー入り当確」の選手は招集されていない。これまでの招集実績が少ない選手、あるいはこれが初招集となる選手を中心にした最後のキャンプは、ブラジルへの生き残りをかけたラストチャンスとなった。

 そんなキャンプで注目されたのは、3月に開幕したJ1で著しい成長を見せている若手選手。なかでも、19歳のFW南野拓実(セレッソ大阪)は大きな注目を集めた。

代表候補合宿に呼ばれた若手でもっとも注目を集める南野拓実(写真左)と柴崎岳(右) すでに昨季からセレッソの主力選手として活躍する南野は、同年代では図抜けた存在。先月行なわれたU-19代表対U-21代表の練習試合では、U-19代表の一員としてプレイし、A代表のザッケローニ監督も見守るなか、年上の選手を相手に別格のプレイを見せていた。実際、U-21代表も含め、この練習試合に出場していた選手のなかで、今回のキャンプに招集されたのは南野ただひとりである。

 いずれは自身も加わる可能性がある、リオデジャネイロ五輪を目指すU-21代表については、「今は(自分は)U-19の選手だし、U-21には入ったこともないので何とも言えない」と素っ気ない反応だった南野も、話がA代表に及ぶと「常に意識している。ワールドカップに出るのは夢。そのためには結果を出さないと」と、強い意欲を示していた。

 果たして、念願の初招集となった今回のキャンプ。南野は本田圭佑、香川真司らの代表レギュラー組について、「自分がそのレベルに行っていないのは分かっている」と認めつつも、「チームの約束事を頭に入れて、そのうえで自分のよさを出したい」と意欲的に取り組んでいた。

 そしてもうひとり、大きな注目を集めていたのが21歳のMF柴崎岳(鹿島アントラーズ)である。

 柴崎は技術と戦術眼に優れたボランチとして期待されながら、昨年7月の東アジアカップを体調不良で辞退するなど、これまで日本代表とは縁が薄かった。それだけにラストチャンスにかける思いは強い。