2013.01.01

【日本代表】福田×名波が激論する
「ザックジャパン、メンバー固定の是非」

  • 小室 功●取材・文 text by Komuro Isao
  • 益田佑一●撮影 photo by Masuda Yuichi

宮市亮ら、活きのいい選手の台頭が期待されるザックジャパンだが......。福田正博×名波浩が分析する
史上最強・ザックジャパンの真価(3)

2012年、日本代表はW杯予選で素晴らしい戦いを見せた。一方で、メンバーを固定して戦っているためか、停滞感が漂い始めているのも確か。現状のままで、W杯本番は本当に大丈夫なのか。今回は、福田正博氏と名波浩氏に「新戦力の発掘」の必要性について検証してもらった。

――どこか停滞感が感じられるザックジャパン、チームを活性化するうえでも、新たな戦力の発掘を考えなくてもいいのでしょうか。

名波 2列目のアウトサイドとして、清武(弘嗣)の成長は感じられる。スタメンで出場しても(レギュラーと)遜色なくできる、という目処も立った。でも、それ以外の選手となると、まだまだレギュラー陣を脅かすほどの存在感はない。というか、例えば、宇佐美(貴史)にしろ、宮市(亮)にしろ、代表に招集したら、もう少しチャンスを与えてもいいような気がする。練習や紅白戦だけだと、その選手の生々しいプレイや、周りとの関係性はわからないからね。

福田 2012年は、W杯最終予選で結果を出すことが何より重要だった。そのための準備に重きを置いて、メンバーを固定する傾向が強かったね。その点、2013年は親善試合も多くなるだろうし、新たな戦力にチャンスを与える機会も増えるんじゃないかな。

名波 2011年のアジアカップのときは、スタメンとかバックアップとか関係なく、ザッケローニ監督がいろいろな選手にあれこれと話しかける姿が見受けられた。それが最近は、ほとんどバックアップメンバーと話をしていない。その辺も、少し気になるところ。単純に呼んだ選手は使ってほしいし、逆に使わないのなら、その理由を説明してあげてもいいんじゃないかな。「監督の考えはこうだから」と、コーチからひと言伝えるだけでも違うと思うんだよね。