【セ・リーグ順位予想】五十嵐亮太は阪神「アレンパ」の確率75%以上と見る 試合巧者の対抗馬は? (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

【3位:巨人】

 今年から指揮を執る阿部慎之助監督の手腕は、現時点で未知数ですが、戦力だけを見れば優勝してもおかしくない布陣です。ただ不安を挙げるとすれば、リリーフ陣です。昨シーズンは試合終盤に逆転されるシーンを何度か見ましたが、今季はそれをどれだけ減らすことができるか。オフにソフトバンクから高橋礼投手、泉圭輔投手、オリックスから近藤大亮投手など、リリーフタイプのピッチャーを積極的に補強しましたが、このなかから戦力になる投手が出てくれば、それだけで劇的に変わってくると思いまます。

 打線は、岡本和真選手を中心に長打力のある選手が揃っています。岡本選手の前に、どれだけランナーをためることができるかがカギになりそうです。リリーフ陣の不安という点でこの順位にしましたが、若い力も出てくる気配がありますし、投打がうまく噛み合えば優勝の可能性も出てきます。

【4位:ヤクルト】

 打線に関しては、シーズンを通して1番に塩見泰隆選手を固定できるかどうか。ポイントはその一点です。昨年苦しんだ村上宗隆選手は、今年はやってくれそうな気配がありますし、ホセ・オスナ選手、サンタナ選手の両外国人も安定感がある。得点はある程度計算できると思います。

 問題は投手陣です。先発は奥川恭伸投手の復活に期待したいところですが、現段階で未知数です。それに高橋奎二投手もローテーションの柱になってもらわなければ困る存在。ただリリーフ陣は、嘉弥真新也投手が加わり厚みが増しました。先発投手が6回くらいまで持ちこたえられる展開になれば面白い。序盤から打線が得点を重ね、投手陣の精神的負担を減らすことができればAクラスのチャンスは十分あるでしょう。

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