もし40年前にWBCがあったなら... 侍ジャパンのメンバーはどうなる? エースは? 4番は? 【2023年人気記事】 (2ページ目)
1番・センター/福本豊(阪急)
すでに全盛期は過ぎていたとはいえ、リードオフマンは「世界の盗塁王」をおいてほかにない。身長170センチに満たない小柄な体から約1キロの"ツチノコバット"を自在に操り、ツボにくれば一発もある。そして塁に出ればすかさず盗塁を決め、あっという間にチャンスをつくる。その「忍者」のような動きに、外国人選手はショックを受けるだろう。
2番・ライト/田尾安志(中日)
構えたバットをグルグル回してタイミングをとり、右に左に安打を連発。1982年から3年連続してセ・リーグのシーズン最多安打を記録するなど、あのイチローも少年時代に憧れた球界屈指の「安打製造機」。福本との1、2番コンビは世界の野球ファンを驚かせるに違いない。
3番・ファースト/落合博満
現役時代、3度の三冠王を成し遂げた落合だが、初めて達成したのが1982年、28歳の時だった。独特の"神主打法"から抜群のバットコントロールで、ライト方向にも長打を打てるのが最大の特徴。長打力に勝負強さを兼ね備えた最強打者で、そのバッティングを見たメジャー関係者がどんな評価を下したのか。
4番・DH/門田博光(南海)
チームの顔である4番には、日本プロ野球歴代3位の567本塁打を放った門田に託したい。身長170センチの小さい体から、豪快なフルスイングでホームランを量産するシーンは爽快。パ・リーグの好投手たちを次々と打ち砕いてきた打棒が、世界でも通用するのか、それだけでも興味がわく。
5番・レフト/山本浩二(広島)
5番は「ミスター赤ヘル」の愛称で親しまれた山本浩二。1977年から5年連続40本塁打以上をマークした日本球界を代表する長距離砲で、選球眼もよく高い出塁率を誇った。また、72年から10年連続してダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を獲得するなど守備にも定評があり、攻守でチームを支えてくれる存在だ。
2 / 3