岩瀬仁紀が東京五輪「侍ジャパン」に絶対に入れるべき19人を選出 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Koike Yoshihiro

【野手スタメン】
1番 ⑥ 坂本勇人(巨人/右投右打)
2番 ⑧ 柳田悠岐(ソフトバンク/右投左打)
3番 ⑦ 吉田正尚(オリックス/右投左打)
4番 ⑨ 鈴木誠也(広島/右投右打)
5番 ⑤ 村上宗隆(ヤクルト/右投左打)
6番 ③ 浅村栄斗(楽天/右投右打)
7番 DH 近藤健介(日本ハム/右投左打)
8番 ② 甲斐拓也(ソフトバンク/右投右打)
9番 ④ 菊池涼介(広島/右投右打)

代走 周東佑京(ソフトバンク/右投左打)

 正直に言って野手のことはそこまでわからないのですが、投手目線で「対戦したら嫌だな......」と感じるメンバーを選んでみました。

 守備力があって、なおかつ打てる選手をスタメンで起用できるのがベスト。その意味でどうしても坂本が欠かせないと思ったので、右手親指骨折から回復してくれることを祈ってメンバーに入れました。インコースの見事なさばきなど、能力の高さは言わずもがな。あとはチームの先頭に立ってほしいという願いを込めて、1番にしています。

 続いて攻撃的な2番打者として、柳田を入れました。彼は飛ばせるツボをもっているので、とんでもない飛距離の打球を打てる。国際試合でもホームランを期待できる、数少ない選手です。ソフトバンクでも2番で起用された経験がありますし、適任でしょう。

 クリーンアップは吉田正、鈴木、村上。吉田正はバットコントロールがよく、三振をしないのが魅力です。投手としては、ピンチではバットに当てられたくない場面も出てきます。そんななかで吉田正が3番にいられるのは嫌ですからね。

 鈴木は2019年のプレミア12で4番打者として活躍した実績があります。そのまま動かさないのが得策でしょう。

 村上はこの若さ(21歳)で長打力だけでなく、確実性も身につけてきたのは驚くほかありません。まだ成長段階の選手ですから、国際舞台を経験してさらに大きく成長してくれるでしょう。

 6番には勝負強い浅村をポイントゲッターとして入れておきたい。経験豊富な点も強みになるはずです。

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