田中将大はどうなる? メジャーから日本球界に復帰した男たちの明暗 (5ページ目)

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 その藤川と同い年で、"松坂世代"の象徴である松坂大輔は、西武で現役を続けている。2007年のメジャー挑戦1年目に15勝、200奪三振を達成。2008年は18勝を記録したが、ケガの影響で成績は下降線を辿った。

 日本球界復帰は2015年。3年12億の大型契約でソフトバンクに入団したが、一軍登板は2016年の1試合のみと期待を大きく裏切った。

 2017年の契約満了をもってソフトバンクを退団し、テストを経て中日に移籍。中日移籍1年目の2018年4月30日のDeNA戦で復活勝利を挙げ、6勝まで勝ち星を伸ばした。しかし翌年は春季キャンプ中の右肩故障もあり、一軍登板はわずか2試合。未勝利に終わり、この年限りで中日を退団、2020年からは古巣である西武に在籍している。

 昨年7月には悩まされていた首の痛みと右手のしびれを治すため、脊椎内視鏡頸椎手術を敢行。松坂世代の現役選手は、やはりメジャーからの復帰組であるソフトバンクの和田毅と2人だけになり、その和田は昨季に8勝を挙げている。"平成の怪物"も今季に意地を見せてほしい。

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