セ・リーグブレイク候補20人。識者、番記者が推す逸材の成長度は? (7ページ目)

  • photo by Koike Yoshihiro、Kyodo News

横川凱(巨人/3年目/20歳)

「高卒2年目の昨年、一軍の先発マウンドを経験。190センチの長身から投げ下ろす角度のあるストレート、マウンド度胸に大きな可能性を感じました。先発ローテーションに入っていけるだけの力はあると思いますし、左が手薄なジャイアンツにとっては希望の光となるでしょう」(解説者/鈴木尚広氏)

堀岡隼人(巨人/5年目/22歳)

「昨年ファームの試合を見て『こんなにたくましいボールを投げるのか』と驚かされました。一軍ではまだ本来の力を発揮できていない印象ですが、しっかり経験を積めば、今季はブレイクするのではないかと思います」(ライター/菊地高弘氏)

小幡竜平(阪神/3年目/20歳)

「掛布雅之以来となる高卒2年目以内での20安打以上をマーク。肩の強さと守備範囲の広さは抜群で、走塁も含めて身体能力の高さを感じさせるプレーを随所に見せた。守備に安定感と打撃の力強さが出てくれば、遊撃のレギュラーを狙える」(ライター/浜田哲男氏)

井上広大(阪神/2年目/19歳)

「高卒1年目の昨年、ファームとはいえ9本塁打、36打点は立派のひと言。打席での修正力があり、スイングの軌道もすばらしい。一軍での経験を積んでいけば、近い将来、阪神の中軸を担える選手になるだろう」(ライター/井上幸太氏)

佐藤輝明(阪神/1年目/21歳)

「恵まれた体からあの力強いスイングは、それだけでお客を呼べる。プロの変化球、制球力に最初は苦しむかもしれませんが、それを克服できるだけの可能性を秘めた選手だと思います。チームだけでなく、球界を引っ張っていく存在になってほしい」(解説者/森福允彦氏)

清水達也(中日/4年目/21歳)

「140キロ台後半のストレートでしっかり勝負ができ、カーブの精度も高く、緩急を使ったピッチングができる。また、空振りが取れるフォークがあるのも魅力。6回途中無失点だった昨年10月11日の巨人戦のような投球がコンスタントにできれば、2ケタ勝利も不可能ではない」(ライター/田口元義氏)

蝦名達夫(DeNA/2年目/23歳)

「昨シーズン、不動のリードオフマンとして奮闘した梶谷隆幸がFAで巨人に移籍し、外野のポジションがひとつ空いた。昨年、セ・リーグ首位打者の佐野恵太、65試合で20本塁打を放ったオースティンが両翼を占めそうで、センターのポジションを神里和毅らと争う格好になりそうだ。足、肩、守備力は神里にヒケを取らないし、実戦力、強靭な体力も魅力。なによりチーム待望の右打ちの大砲候補である。佐野のように使いながら育てる育成法で一本立ちしてほしい」(ライター/安倍昌彦氏)

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