須田、タナケン、三上、康晃...DeNAブルペン魂を木塚コーチが語る (7ページ目)

  • 村瀬秀信●取材・文 text by Murase Hidenobu
  • 小池義弘●撮影 photo by Koike Yoshihiro

── 最後に今シーズン、ブルペンを預かる木塚さんの覚悟を聞かせてください。

木塚 選手たちからは「競争をしている」ということに気づいた人間がたくさん出てきて、意識を高く持ってくれています。その緊張感が生まれた要因も、ファンの皆さんが作ってくれた球場の空気ですよ。僕はもう味わうことはできませんが、羨ましいですね。出てきたら、あれだけの大歓声をもらえる。背中がブルブルと震える、あのマウンドの快感を経験した人間は、一皮も二皮も剥けていきます。だからこそ、もっとファンの人たちに喜んでもらえる結果を僕らも見せていかなければいけない。

 うちのチームは頭から行くのがガッチリ6枚揃っているわけではないので、やりくりしなきゃならない部分はどうしても出てくるでしょう。ラミレス監督は篠原コーチや僕らの話をすごく聞いてくれるし、コミュニケーションを取ってくださるので思っていることも伝えやすいし、応えなきゃいけないと思っています。投手力に関しては、うちは投手36人、ピッチングコーチ4人でシーズンに挑まないといけないチーム。1年間、彼らがベストな状態で出られる準備をしていきます。

プロ野球記事一覧>>

7 / 7

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る