巨人、まさかの大失速は「国民栄誉賞」のせい!? (3ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

 もちろん選手の体調や調子の波など、失速した理由は他にもあったかもしれない。しかし、授賞式を境に明確な数字が出ている以上、一連の報道による影響を無視するわけにはいかない。川相昌弘ヘッドコーチは、次のように原辰徳監督の気持ちを代弁した。

「ペナントレースを戦っている真っ最中にああいう報道が出ることは、原監督にとっても気分のいいものじゃないと思いますよ」

 国民栄誉賞を受賞したことで、渡邉会長も多少のリップサービスはあったのかもしれない。しかし、球団会長として最も大事なことはリップサービスよりも、今あるチームをどうバックアップするかということではないだろうか。あくまでも今の巨人を支えているのは原監督であり、首脳陣であり、選手たちである。現場で必死に戦っている彼らの士気が最も大切であることを忘れてほしくない。

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