【高校野球】仙台育英の「スーパー1年生」が別人に! 10キロ増量で打撃が覚醒した有本豪琉に指揮官が語る「高卒プロ」の可能性 (2ページ目)
1年時は69キロだった体重が、その時点で79キロまで増量していた。有本は「1年時にフィジカルが弱いことを痛感したので」と、肉体改造に着手したという。
「1年秋に東北大会で聖光学院に負けてから、自分の体に向き合ってきました。トレーニングはもちろんですが、一番こだわったのは睡眠時間です。最低でも8時間は寝られるように、22時〜22時半には眠るようにしていました」
【"アリスナコンビ"誕生秘話】
ひと冬越えると、見違えるように打球の質が変わっていた。有本は「泳がされても、差し込まれても、詰まっても、打球が外野の頭を越えるようになりました」と語る。
もともと左翼方向に引っ張るのは得意だったが、須江監督から「逆方向に打つ練習をしたら」とアドバイスを受けたことで、打撃面の進化が加速する。
「いつでも逆方向に打てる自信がつきました。インコースは回るだけで、引っ張って強い打球が打てますから」
東北大会2回戦では、有本は左翼方向へダメ押しとなる2点適時二塁打を放っている。その3日後には、花巻東との準々決勝で高校通算15本目の本塁打を放った。その打球スピードの速さは、高校球界で異質と言っていい。
持ち前の好守に、打力が身について鬼に金棒。てっきりそんな心境なのかと思いきや、有本は意外な本音を打ち明けた。
「自分、守備が苦手で高校に入ってきたんです」
捕球にも送球にも自信がなかった。そんな時、同じ1年生に格好のお手本がいることに気づいた。二遊間のパートナーになる砂である。砂は楽天ジュニア、侍ジャパンU−15代表とエリート街道を歩んでおり、すでに熟練の技術を持っていた。
「砂はいつも脱力していて、落ち着いて打球をさばけるんです。どこにグラブを出せばボールが入るか、全部わかっているんじゃないかと思うくらいで。砂のマネをしていったら、だんだん守備がうまくなっていきました」
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