【高校野球】「こんな2年生がいたのか!」 190センチ大型野手、192センチ左腕...地方大会で見つけた"来年の主役候補" (2ページ目)
【只者ではない野球センス】
群馬には、上級生顔負けの野球センスを持った内野手がいた。
新井悠河(前橋育英/内野手/172センチ・80キロ/右投左打)
私は昨夏の群馬大会でその快打連発を見て、プレーぶりからすっかり3年生だと思い込んでしまった。試合後、荒井直樹監督は「あいつを野球だけ見て1年生だと思う人は、ひとりもいないでしょうね」と真顔で言っていた。警戒されながらも、難しいコースを広角へ痛烈に弾き返し、失投は右翼中段へ叩き込む。守備では、自分の守備範囲を堅実に守るフィールディングも光る。これまで以上に厳重な警戒を受けた今夏も、誘い球には目もくれず四球を選びながら、数少ない失投を長打やタイムリーにしてきた。準決勝で健大高崎の前に惜しくも力尽きたが、その野球センスはやはり只者ではない。
【将来性豊かなふたりのサウスポー】
長野でまず紹介したいのは、将来性あふれる大型サウスポーだ。
林誠也(小諸義塾/投手/180センチ・76キロ/左投左打)
今夏、チェックするのを楽しみにしていた左腕のひとりだったが、まさかの初戦敗退。これだから、「夏」は怖い。春の大会では、その存在を知らなかった。ほかにお目当ての3年生がいたからだ。ただ、その投球を見て驚いた。アベレージで140キロ前半。それ以上に目を引いたのが、グラブサイドの使い方にも無理がなく、オーソドックスなオーバーハンドのフォームだった。直すところがほとんどない、素直で健全な投球フォーム。その姿に、豊かな将来性を感じた。
向山康介(上田西/投手/192センチ・80キロ/左投左打)
192センチの大型左腕でありながら、全力で投げても頭が振れず、絶妙なボディバランスで腕を振り下ろせる。そんなメカニズムを、2年夏の時点ですでに身につけているところに、豊かな将来性を感じる。まだ体は細く見えるが、先発した初回から140キロ前半をマーク。チェンジアップでもカウントを作り、数はまだ少ないものの、右打者が思わずのけぞるようなクロスファイアで三振を奪うなど、非凡さの片鱗を見せてくれた。投げ終わりに体勢がばらけたり、ピッチャー返しの打球に無防備だったり、まだまだ学ぶべきところはたくさんある。だが、今足りない部分は、すべて「伸びしろ」と考えていい。
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