南野拓実が感謝する親からのサポート オウンゴールが与えてくれた教訓と父からの言葉
世界で活躍するプロサッカー選手の南野拓実 photo by Noto Sunao(a presto) 高校時代にプロデビューを果たすなど、若くして才能を開花させていた、南野拓実。幼少期からサッカーをやり始め、小学生時代にはこの年代の最高峰の大会「JFA 全日本U-12サッカー選手権大会」(元全日本少年サッカー大会)に向けてチームメイトとともに努力していた。
マクドナルドもサポートするこの全国大会が、今年度は12月26日(木)から開催される。南野自身は全国大会に出場できなかったが、当時の記憶は今でも鮮明に残っているという。そんな南野に、今大会に出場する選手たち、そして小学生年代のサッカー少年・少女に向けたメッセージを伺うとともに、両親から受けたサポートなどについても聞いてみた。
自ら工夫してドリブルを練習
――サッカーを始めたのは、どのようなきっかけからでしょうか。
兄がサッカーをやっていたこともあって、気づいた時にはボールを蹴っていました。チームに入ったのは幼稚園の年中なので4歳くらいです。
――当時はどのようにサッカーを楽しんでいましたか。
休みの日に兄と一緒に家の横の駐車場でボールを蹴っていたのはすごく覚えています。暇つぶしにひとりでボールを蹴っていたこともありましたし、兄についていって一緒にボールを蹴りたかったという思いもありました。
――小学校入学時からクラブチームの「ゼッセル熊取フットボールクラブ」に所属しました。そこではどんな練習が多かったですか。
ドリブル、パス、シュートの基礎的な練習が多かったです。自分は特にドリブル練習を意識的にやっていました。マーカーを置いて、それを相手に見立てて練習をすることもありましたが、ただ単純に目の前のマーカーを抜くんじゃなくて、ジグザグにおいてやったりしていました。あとはドリブルした後に必ずシュートで終わることも意識して練習をしていました。
――どんなプレーヤーでしたか。
チームではFWをやっていて、キックオフからそのままドリブルするような選手でした。小学生の頃は1日に何試合もしていたので、1日で10点くらい獲っていたと思います。
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