箱根駅伝区間賞、青学大の黒田朝日と太田蒼生が語る「アディゼロ アディオス プロ エヴォ1」の魅力
青山学院大学の太田蒼生(左)と黒田朝日 photo by Gunki Hiroshi
エヴォ1以外もう履けない!?
第100回大会となった今年の箱根駅伝は下馬評を覆し、青山学院大学が総合優勝を飾った。レースのなかでとくに印象的だったのが、猛烈な追い上げを見せた2区の黒田朝日 (2年)と、首位に躍り出た3区の太田蒼生 (3年)の力走だろう。そのスピーディーで軽快な走りは、見る者をくぎ付けにしただけでなく、ともに区間賞という最高の結果を残した。奇しくもふたりが履いていたシューズが、同じアディダスの「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1(アディゼロ アディオス プロ エヴォ1)(以下:エヴォ1)だった。
このエヴォ1は、世界中のレースで記録更新を支え続けてきたレーシングモデル「ADIZERO ADIOS PRO 3」の技術をベースに約40パーセントの軽量化を実現した、アディダス史上最軽量のランニングシューズ。昨年2023年9月にドイツ・ベルリンで開催されたベルリンマラソン2023で、ティギスト・アセファ (エチオピア)が、このエヴォ1を着用し、従来の世界記録を2分11秒更新する、2時間11分53秒で優勝したことで大きな話題となった。
太田もこのニュースに衝撃を受け、「エヴォ1で女子の世界記録が出たのを聞いていたので、エヴォ1を履けるなら絶対にこれで箱根を走ろうと思っていました」と当時の記憶を語る。また黒田は最初に履いた時の感想として、「それまで使っていたシューズに比べても、圧倒的な軽さでした」と強烈なインパクトを感じたという。
最先端のテクノロジーを搭載した「ADIZERO ADIOS PRO EVO 1」 。片足重量は138グラム(27cm) さらに太田はより具体的な特徴をこう語っている。
「エヴォ1は軽いうえに、クッションと反発のバランスがよく、接地して沈み込んだ分、反発して跳ね返ってくるイメージ。出力しても足へのダメージも軽減している感じがします」
エヴォ1は、軽量化を実現しただけでなく、新たなアウトソールテクノロジーなどにより、今まで以上のエネルギーリターンを可能にしたモデルで、反発力が高く、ゆりかご形状のソールユニットによって、前への推進力に勢いをもたらすとともに、効率性も向上している。
実際に箱根で着用した黒田は、「反発力はすごくあるなと感じたし、やっぱり終盤でも、足に余力が残っていて、しっかり足を動かせたかなと感じました」とその性能の高さを実感。太田は「走っている時にシューズのことを考えなかったほど軽かった」と自身の走りに終始集中できていたという。今回の箱根で手応えを得た太田は、今後のレースで、「これ(エヴォ1)以外、履けるかな」と言って笑顔を見せた。
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