ジレット×ラグビー日本代表、共鳴する「TRY」へのスピリット

 この秋、世界最高峰の舞台に挑むラグビー日本代表に強力なパートナーが存在する。今年からオフィシャルサポーター契約を結んでいる「ジレット」だ。スポーツマーケティングの分野において多大な実績を残してきた男性用シェーブケアブランドが、数々の逆境を乗り越えながら進化を続けるラグビー日本代表の強化や普及活動を後押し。ここでは、そんなジレットとラグビー日本代表のヒストリーを振り返りながら、両者を繋ぐ「TRY」のスピリットの本質に迫りたい。

 まずは、ジレットの歴史を振り返りながら、同ブランドの古くからのスポーツとの深い関係性について知っていただく必要があるだろう。

 1901年にアメリカの実業家キング・キャンプ・ジレットによって産声をあげたジレットは、1903年にそれまで実現不可能とさえ言われた「T字型替刃式の安全カミソリ」を世界で初めて製造販売。まさに男性シェーブケア部門におけるパイオニアとなったジレットだが、さらなるブランド力向上に向けて創成期から力を入れているのがスポーツやアスリートとの結び付きだ。

 始まりは1910年。1800年代後半から1900年代初頭にかけて活躍したアメリカ・メジャーリーグベースボール(以下MLB)界のレジェンドたちのポートレートを印刷広告に描くという画期的なアイデアでアメリカ中を驚かせたのである。

こちらがMLBの偉人たちを描いた1910年の印刷広告。まさに、現代ではスタンダードとなっているアスリートの広告モデル起用のオリジンとも言える作品。こちらがMLBの偉人たちを描いた1910年の印刷広告。まさに、現代ではスタンダードとなっているアスリートの広告モデル起用のオリジンとも言える作品。翌1911年にもベースボールをイメージした広告を発表。野球場のダイヤモンドでのクロスプレーと、自宅でのシェービングを、「A Close Shave」というキャッチコピーで引っ掛けた名作。翌1911年にもベースボールをイメージした広告を発表。野球場のダイヤモンドでのクロスプレーと、自宅でのシェービングを、「A Close Shave」というキャッチコピーで引っ掛けた名作。 以来、スポーツとの関係性がジレットの快進撃の原動力に。1939年にMLBのワールドシリーズに広告費用の多くを費やすと、1940年には多くの伝説的ボクサーが広告に登場し、アメリカでの知名度を確かなものにした。

 また1970年代からはFIFAワールドカップ、F1レースといった数々のグローバルイベントに協賛し、2002年にはアメリカンフットボール・NFL屈指の名門ニューイングランド・ペイトリオッツのホームスタジアムの独占命名権を獲得。

 その後も各スポーツ界のスーパースターたちとパートナーシップを結び、2016年からは世界最高峰のプロサッカークラブであるFCバルセロナとの複数年契約も実現している。

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