2018.07.27

【書籍紹介】カルチョの休日 イタリアのサッカー少年は蹴球3日でグングン伸びる

タックル、人間教育、一切なし!
シーズンオフは3 か月間練習なし!

 イタリア・フィレンツェの少年サッカークラブで”蹴球3日”を満喫する”息子”、個性的なチームメイトたち、息子のサッカーが”生きがい”なのにプロクラブのスカウトをあっさり断るパパたち、サッカーに興味を持たないマンマ(母親)たち、愛情と情熱あふれる指導者たち。日本、イタリア両国のスポーツ感の違いに戸惑いながら、やがて著者は、ただ純粋にスポーツを楽しもうとするイタリア人の振る舞いに共感していきます。

「休息こそ最高の練習」と言われるイタリアの子どもたちは、休むことで力を伸ばしていきます。少年サッカーの活動は「週3回」、練習時間は「90分」が基本。シーズンオフの3か月間には一度も練習が行われません。

「よく休み、よく遊べ」の精神が息づく伸びやかな草の根に支えられ、ブラジルに次ぐ4度のW杯優勝を成し遂げたイタリアサッカー。そこは育成年代の指導者はもちろん、子育て中のパパやママが思わず試してみたくなるコツとヒントの宝庫。現地在住20年の著者、宮崎隆司氏は言います。

「”怠け者”を自認するイタリア人には、朝練や走り込みといった『猛練習』やスポーツを通じた『人間教育』という概念がありません。イタリア人は楽することを追求した結果、4度世界一に輝きました。

 しかし多くのイタリア人は勤勉な日本人に畏敬の念を持っています。日本がイタリアの”休む力”と、ロシアW杯出場32カ国中GDP1位・人口5位の恵まれた国力を正しく生かす術を身につければ、必ず世界の強豪国と渡り合えます」

【著者プロフィール】
宮崎隆司(みやざき・たかし)
イタリア国立ジャーナリスト協会会員。イタリア代表、セリアAから育成年代まで現地で取材を続ける記者兼スカウト。元イタリア代表のロベルト・バッジョに惚れ込み、1998年単身イタリアに移住。育成分野での精力的なフィールドワークを展開。圧倒的な人脈を駆使し、現地の最新情報を日本に発信。主な著書に『イタリアの練習』(東邦出版、2009)ほか。サッカー少年を息子に持つ父親でもある。

【発売日】2018年7月31日より順次
【出版】株式会社内外出版社
【定価】1300円+税

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