【木村和久ゴルフ連載・番外編】ドライバーとオシッコは飛ばすなかれ

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

    木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●番外編1
ゴルファーの老化問題を考える

 また、わけのわからぬタイトルで始まりましたが、これにはちゃんと整合性がありま すから、最後まで読んで下さいね。以前、アマチュアゴルファーのピークは50代と書き ましたが、それはギアの進化や体験学習による、戦略性アップがあるからで、体力面では、40歳ぐらいから落ちてくるのが正直なところです。  

 誰にでも老化の波は押し寄せてきます。体力が落ちてきたついでに、体のさまざまな箇所でトラブルが発生し、メンテが必要となります。昔から老化に関する言葉で、言われているのが「ハメマラ」です。なんかとってもエッチなイメージがしますね。でも、それは誤解です。漢字で書くと「歯・目・魔羅」となり、老化が顕著に起こる箇所を差して います。  

 順に追って説明しますと、まずは歯。これはメンテの程度によりますが、40代から歯根は弱り始め、50代で歯が抜ける方もちらほら。インプラントの選択を余儀なくされる 方もいます。奥歯が1本でも抜けると、歯列が乱れ、ほかの歯が弱くなり、次々と歯が弱っていくのです。ちなみに人工歯根は、チタンで出来てます。そうドライバーと同じ金属です。じゃドライバーヘッドを溶かして歯根に植えますか。なんでチタンがインプラントの素材になるか、それはチタンが、人間の細胞とくっつきやすい特質を持っているからです。

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