鳥谷 敬が選ぶ、コーチ最新レザーバッグコレクション
Photos:Teppei Hoshida(Model) Yuichi Sugita(still)
Hair:AMANO Stylist:Takanori Akiyama
Model:Takashi Toritani
Copmposition&Text:Kai Tokuhara
鳥谷 敬、コーチの最新レザーバッグとの出会い。
1941年にアメリカ・ニューヨークの小さな革小物工房としてスタートした「COACH(コーチ)」。以来、主にバッグを中心に本物志向のレザーグッズを作り続け、現在では本国アメリカをはじめヨーロッパ、アジア各国と世界中に展開されるグローバルライフスタイルブランドへと成長した。
コーチのモノ作りのルーツにあるのが、実は「グローブ」。使い込まれた野球のグローブを見て閃き、その豊かな質感と深味のある艶、そして使い込むほどにしなやかさを増す特性をバッグや革小物に取り入れようと"グラブタン・レザー"という革を開発し、継承してきたほどだ。
そんなコーチのヒストリーにあらためて敬意を表し、阪神タイガースのチームリーダーで、日本を代表するベースボールプレーヤーの一人である鳥谷 敬選手を被写体に、最新のレザーバッグコレクションを紹介する。
ほどよい重厚感と滑らかな風合いをあわせ持つ良質カーフレザーのボストンバッグ「スポーツ カーフ エクスプローラー」は、ラグジュアリーな仕様でありながら軽快に使いこなせるシンプルなデザインが魅力。ビジネストリップとプライベートな旅への併用が難なく可能で、スーツスタイルはもちろん普段のカジュアルコーディネートにも合う。男の佇まいをさりげなくエレガントにブラッシュアップしてくれる。ボストンバッグ¥125,000[高さ28cm×幅44cm×マチ23cm]・ブルゾン¥63,000・シューズ¥46,000/コーチ(コーチ カスタマーサービス・ジャパン) ニット¥29,000/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) パンツ¥38,000/サイベーシックス(マスターピースショールーム)
キャンプイン直前。沖縄での自主トレから大阪に戻ったばかりの鳥谷選手は、限られたオフの時間を割いてこの撮影に臨んでくれた。野球に対するストイックな姿勢や職人的なプレースタイルでおなじみの鳥谷選手だが、実はファッションに対しては特別な思い入れがあるという。
「大切な息抜きですね。自分が身につけることをイメージしながら買い物するのは楽しいですし、リフレッシュできます。そのときだけは頭が野球から離れますから。自主トレ、キャンプ、シーズンと一年間のほとんどを野球のことだけ考えて過ごしているぶん、ほんの少しでも野球以外の好きなものに触れる時間を持つというのは、すごく貴重ですね」
そう意外な一面を語ってくれた鳥谷選手。バッグ選びも、日々のシーンや気分に合わせていろいろなものを使うそうだ。
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