FISHBOYがイギリスでの番組出演に「本当に泣きました」 国内外での大詰めに向けCyberAgent Legitが勝負に挑む (3ページ目)

  • text by Sportiva

【目標はもちろん優勝】

――今シーズンのなかで、ターニングポイントとなったラウンドや、とくに印象に残っているラウンドがあれば、その理由とともに教えてください。

 TAKUMIのHeartstrings(ラウンド8)と、1ch(イチ)のBoiled Sweat(ラウンド11)です。メンバーが作る作品はすごく好きで、TAKUMIに関しては、前シーズンからここぞというときに作品を作ってくれて、とてもいい結果を生んでくれています。今回も本当にすばらしい作品を作ってくれたと思っています。メンバーが作って結果を出すと、メンバーの士気も上がりますし、あそこで勢いづいたかなと感じています。

 1chに関しては、自分から「作品をつくりたいです」と言ってくれたんですよ。それまでの作品づくりは僕か、TAKUMIか、外注の演出かの選択肢でした。僕としてはずっとそういう言葉を言ってくれるメンバーはいないかなと待っていたので、1chの言葉を聞いたとき非常にうれしかったです。

 ショーディレクションには、答えはないですし、「これで勝てますよ」なんて言ってくれる人はいないです。一日中ずっと頭の中が動きっぱなしの状態が続くので、ものすごくつらいんですね。それに耐えきって、すばらしいショーを見せてくれて、結果も出たということで、1chが自信を持ってくれた瞬間を見られたのもすごくうれしかったです。その姿を見て、メンバーが感化されてくれたらいいなと思っています。
6-0で勝利した1chの作品「Boiled Sweat」 ©D.LEAGUE 23-246-0で勝利した1chの作品「Boiled Sweat」 ©D.LEAGUE 23-24この記事に関連する写真を見る――チャンピオンシップが迫っています。そこに向けた意気込みを教えてください。

 もちろん優勝を狙っています。前シーズンは決勝で負けてしまって、何をすべきだったんだろうとずっと考えていて、それを試せる時がようやく来ました。そのチャンスをもらえない人ってたくさんいると思いますが、そのチャンスをもらえたというのは、とてもラッキーだし、みんなに感謝です。このチャンスを逃さず、しっかりと結果を出すというのが目標です。

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