FISHBOYがイギリスでの番組出演に「本当に泣きました」 国内外での大詰めに向けCyberAgent Legitが勝負に挑む (5ページ目)

  • text by Sportiva

レジットが大切にしている精神を語るFISHBOY  photo by Hirose Hisayaレジットが大切にしている精神を語るFISHBOY  photo by Hirose Hisayaこの記事に関連する写真を見る

【本当に幸せだと思った】

――イギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出場しましたが、その経緯を教えてください。

 昨シーズンのチャンピオンシップの準決勝で披露した「ROCK & FIRE」という作品の映像をInstagramに投稿しました。そうしたらものすごい反響があり、海外からもメッセージが来たなかのひとつに、『ブリテンズ・ゴット・タレント』のプロデューサーからのものがありました。「ぜひ、チャレンジしてみないか」と声を掛けてくださって、それをサイバーエージェントの社員の方々に相談したところ、快く引き受けてくださいました。

 その後、メンバーに「チャレンジしてみないか」と話しました。Dリーグの真っ最中での出演だったので、非常に忙しくなると説明しましたが、メンバーは間髪入れずに「出たい!」とすごい覚悟を持って返事をしてくれたのが、出演の経緯です。

――そこでジャッジ陣の中心人物、サイモン・コーウェルからゴールデンブザーを獲得しました。これはジャッジひとりに対して、1シーズンに1回しか使用できないブザーで、準決勝進出を意味するものです。この獲得の瞬間の感想をお願いします。

 僕は観客席から見ていました。みんながショーをしている最中からいい結果が生まれるかもしれないという期待感はありましたが、何があるかわからないので、ドキドキしていました。

 ショーが終わった瞬間に観客がスタンディングオベーションしてくれて、サイモンさんが話している最中に「ゴールデンブザー、ゴールデンブザー」と騒ぎ始めたんです。そこから、ほかのジャッジの方がコメントしている途中でしたが、サイモンさんが待ちきれずにゴールデンブザーを押しました。

 本当に幸せだなと思いましたし、いい人生を送らせてくれているみんなに「ありがとう」と思いました。

 僕は23歳のころに世界大会で優勝させてもらいました。その時は、3つ上の先輩に誘われて連れていってもらい、とてもうれしかったんです。予選から出て優勝できましたが、その景色が今でも忘れられない。さまざまな国籍の人から、「お前らすごいよ!」という感じで、みんなに祝ってもらい、とても素敵な景色を見ることができたと思っていました。

 今回はみんなを連れていけて、みんながそういう景色を見ている、それを見ている自分がいる。その状況にものすごい感謝が込み上げてきましたし、23歳だった僕を連れていってくれた先輩にも感謝が思い浮かびました。みんなの頑張りに本当に泣きました。

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