つば九郎の人生相談「子どもが巣立ち、毎日寂しくてむなしい日々です」

  • 長谷川晶一●話し相手 text by Hasegawa Shoichi
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

第29回
東京ヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる~く答えていきます。

【お悩み】
50代女性です。子どもが大学進学を機に、地方に引っ越しました。それまでは「子どもの世話は大変だなぁ」と思うことも多々あったのですが、一転、毎日寂しくてなりません。むなしい日々です。これって、いわゆる「空の巣症候群」ってやつです。ツバメさんたちは毎年子どもを育て、旅立たせ、その後寂しくないのでしょうか? つば九郎も、毎年選手を送り出していると思うのですが、こんな気持ちになりませんか?(ぷっちょ・埼玉)

たのしいことをみつけよう

つば九郎 くわしいじょうきょうはわからないけど、ぷっちょさんは、まだなにもこうどうをおこしていないきがする。

――子育てを終えて、ホッとひと息した燃え尽き症候群的な?

つば九郎 たいへんだったこそだてにかわるいきがいをみつけられていないのかな?

――そうなると、子育てに変わる何か新しい生きがいや目標を探す必要がありますね。

つば九郎 そのちほうで、はやくたのしいことをみつければいい。

――「ぷっちょ」さんがお尋ねの「つば九郎さんは、毎年こんな気持ちになりませんか?」という質問については?

つば九郎 さいしょは「さびしいな」っておもうけど、はなれていてもいつまでもおともだちはおともだち。このまえ、ぐっちにあったけど、あたらしいせかいにむけてあるきだすすがたをみて、「うれしいな」っておもった。

――昨年限りで引退した坂口智隆さんも、第二の人生を順調に歩み始めていますね。つば九郎のスタンスは、「ぷっちょ」さんの参考になりそうですね。

つば九郎 はなれていてもいつまでもともだち、みんなえみふる。

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る